久しぶりにマニアックな見方を必要とする方がいらっしゃいました。
顎関節症(第2度相当)。以前修行させていただいていた職場で顎関節の研究発表をさせていただいたこともあり、得意分野ではありました。
しかし、その時には主に顎関節そのものへのアプローチがメインで足から診る顎関節というのはあまり考えつかずにいました。
で、今回は姿勢に異常が見られたため足からのアプローチを試みてみました。
右足にニーイントウアウトが顕著で、右骨盤下がり。それを緩衝するように左肩下がり。
そして頸椎は右に傾き、防御姿勢の形で両肩関節は内方に変位、猫背の姿勢でした。
顎関節は顔面頭蓋にぶら下がっている。
いわゆる「あご」は顔面の骨にぶら下がった状態ですからそれを支えているのは筋肉であり(最強は側頭筋)姿勢が悪い事(猫背)になると顎は前方へずれ落ちていきます。そして関節円盤に負担がかかりやがて「クリック音」(軟骨が割れてきたりずれ始めて起こる現象)が出現し同時に痛みも発症します。
顎関節を最も蝕知する触り方
良く顎の関節を触診するのに耳の前を触診しているのを見ますが、実は顎関節を診るには耳の中に指を入れて顔の前方へ指を向けます。
そして口を開けたり閉じたりすることで関節の動きや時にはずれた軟骨まで蝕知することができるのです。
一般的な治療
まずどこで?なのですが、①整形外科②歯医者③整骨院④鍼灸治療院などが多いのですが、一番多いのが①ではないでしょうか?
ここでは、理学療法がメインで局部に注目しているのが現状です。
次いで②の歯科。マウスピースなどを作成したりします。
③理学療法とマッサージなど
④鍼灸をおもに。
といった感じが現状です。
私のところにいらした患者さんはラッキーでした。足から姿勢を見直してくれて痛みもペインスケールで10→1になるのですから。
今回の見方
一般には、ストレスのケア、筋の緊張を診ていきますが、今回はまず姿勢の変化に着目しました。
猫背状態を矯正するには足の状態を矯正することが必須であり特に足に注目し、頸椎の動き(環椎、軸椎)のコンビネーションの改善を行いました。
足には内側アーチを作り、首の動きを改善し、顎にはほぼ触れずに顎の状態をかなり改善できました。
当初は鍼治療を希望されて来院されたのですが、「鍼」はせず、それすら忘れてお帰りになりましたとさ。お・し・ま・い
足って大切ですね。
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