本当にしなくてはならないご高齢の巻き爪補正のツボ。

上
両側が巻いており皮膚を圧迫しています。

下
両側をそれぞれ持ちあげて、内側を短く切り込んでいたためにそのままでは爪の長さに差異ができるため、内側にはアクリルパウダーで人工的に爪を作ってあります。
第一回目の施術です。
人工の爪を作った理由は、短いと歩行時に皮膚が爪を持ち上げる作用（メカニカルフォース）を得ることが難しくなり巻き爪が補正されにくくなるためでもあります。
しっかり持ち上がっていることが確認できると思います。

 

本題はここから。
いわゆる、巻き爪を持ちあげて補正することはクリップオンでは当たり前のことであると思っています。
よく、「こんな風に出来ました！」ビフォーアフターなどばかりをSNSで載せておられる方がいらっしゃいますが、少し違和感を覚えます。

「巻き爪は、足の弱体化している一つの証拠」に過ぎず、特にお年寄りは歩き方や、足の使い方までをお伝えしなければ。巻き爪の再発どころか転倒にもつながってしまいます。

ですから写真のビフォーアフターでは、しっかりと爪の長さを作り、足をしっかり着き、拇趾で蹴りだす歩き方、指の使い方までをレクチャーさせていただいて施術を終了します。
最初はそこまでは考えられないと思いますが、ある程度技術力が上がってきたクリップオンの技術者にはそこまですることをお願いしています。
「巻き爪ケアのあり方」「巻き爪の施術で本当にしなければならない事」をクリップオンは考えています。

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