【4月2日「巻き爪ケアの日」について】

【4月2日「巻き爪ケアの日」について】

本日は、4月2日を「巻き爪ケアの日」として制定した背景と、その社会的意義についてご説明申し上げます。

一見するとニッチな分野と思われがちな「巻き爪ケア」ですが、実は健康寿命延伸に直結する重要なテーマです。現在では広く知られている「免疫機能には乳酸菌」という考えも、30年前にはほとんど認知されていないものでした。それと同様に、足や足指の機能が健康全体に与える影響は、まだまだ過小評価されているのが現状です。

巻き爪は、単なる爪の変形ではなく、「足指を使わない生活習慣」「足裏の筋力低下」など、体の土台となる足の機能低下のサインでもあります。放置すれば歩行能力の低下や転倒リスクを高め、高齢者の健康寿命を脅かす要因になりかねません。

また、足指が正しく使えることは、上行性運動連鎖（足元から骨盤・背骨・姿勢へと連動する身体の動き）を通じて全身のバランスや代謝にも大きく影響します。つまり、巻き爪の予防・ケアは、個人のQOL向上だけでなく、社会全体の医療・介護負担軽減にもつながるのです。

こうした観点から、「巻き爪ケアの日」は、足元から健康を見直すきっかけとして、広く啓発されるべき日であると考えております。