2020年01月

やっぱり怖い糖尿病。

糖尿病性の足の症状は、最悪切断になりますが少しの傷等からも易感染してしまいます。
壊疽の初期症状は中々解りにくい場合もありますが、良く聞くことである程度は判断できます。糖尿病性末梢神経炎の場合「シビレ」を主訴としますし、壊疽の場合は変色痛みもあります。

ご覧のお方は、2日前に爪が痛いむため深爪をしたけれど、痛みが悪化したとのことで来院しました。
恐らくこのお方、2日以上前から徐々にこのようになってきていたと思われますが、痛みがあったので「爪のせい」と思いこみ自分で爪を短く切ったものの痛みが増強したため来院したのだと想像できます。

まず、拝見してすぐに、「糖尿病はありますか?」とお聞きしたところ、「あります」とのご返答。
「すぐに病院へ行って下さい。」と告げて紹介させていただきました。

見た目がこのような場合では容易に疑いを持てますが、変色していない場合には見逃してしまう恐れも無くはないのです。
クリップオンではカルテに病歴や内服薬を記入していただきますが、絶対に必要であるとあらためて感じました。
足をみさせていただいている以上、最深の注意を払わなくてはなりませんし、ましてや医療機関の受診の妨げや遅延に繋がってはならないことだと感じるところです。
指尖や爪には体の情報がしばしば現れる場所でもありますのでクリップオンでは巻き爪だけでなく、受講者の皆様方と情報共有しています。

ちなみに、最悪切断となると、リスフラン関節、ショパール関節、膝下でのいずれかの切断となる怖い病気なのです。

続、猫背のお勉強

猫背についてお勉強を続けたいと思います。
出来る限りわかりやすく纏めてみたいと思いますので宜しくお願いいたします。

猫背の変形のし方
背骨(脊柱・せきちゅう)が異常に曲がってしまうことを脊柱変形と言います。
★曲がり方は大きく分けて3つ
1前に曲がる(前弯症・ぜんわんしょう)2後ろに曲がる(後弯症・こうわんしょう)3横に曲がる(側湾症・そくわんしょう
一番問題視されるのがカラダが前に曲がる後弯症。
★後弯症は主に4タイプ
1腰の前弯が逆に反り後弯になるタイプ2胸椎の後弯が更に強くなるタイプ3頸の前弯が無くなって前に倒れるタイプ4もう一つはこれらの混合型になります。

発症の時期
2通りのパターンがある。
1子供の頃から側弯症などの脊柱変形があってそれが年齢とともに進行するタイプ。
2成人してから発症するタイプ
年齢が40~50歳を過ぎてくると加齢性の変化が起こり、特に椎間板が弱くなり潰れたりすることで脊柱の変形が進みます。また、骨粗鬆症による圧迫骨折で曲がってくる場合も非常に多いのです。

男女比
後弯症を含む脊柱の変形は女性に多い病気です。
女性ホルモンの関連性が指摘されていて、特に軟骨は柔らかいほど負担がかかりやすく変形が進みやすいと言われています。
★筋肉量との関係
男女比では筋肉量にも違いがあります。例えば10代の側湾症患者さんの9割は女の子だそうですが、痩せていて筋肉量が明らかに少ないお子さんが多いようです。

内臓への影響
★逆流性食道炎・
最も多い自覚症状は「胸焼け」。特に腰の後弯によって胃や腸の圧迫が原因と考えられていて、国の研究機関でも後弯があると逆流性食道炎になりやすいという結果が出ているそうです。
更には後弯自体が寿命に影響するという結果も出ているそうで、その理由として肺への影響も考えられますが、体の重心が前方へ移動するため転倒しやすく、骨折を招き、「寝たきり」を招き健康余命への影響が最も懸念されているのです。
私たちはクリップオンの技術を通して、「転ばない」対策を行うことが出来ます。素晴らしいことであると自負しています。

理学療法・リハビリテーション
治療ではまず、理学療法やリハビリテーションを行うわけですが、ヒトによっては非常に効果が高く痛みをコントロールできることも多くあります。
リハの分野では、背中が曲がっていることで反らせようとしても出来ないことから、まずはうつ伏せの姿勢を取らせることから始めることをするようですが、患者さんにとっては「苦痛です」。腹筋・背筋が重要!等と言われていますが、確かにその通りです。
要するに、いかに筋肉を増やし、維持していくかがカギになります。
前ブログ記事でも書きましたが、グニャグニャのペットボトルと通常のペットボトルの例えのように体幹の筋力は非常に重要です。
また、単純なのですが、普段気をつけることとして「あごを引く」これ非常に重要です。
やってみると解ると思いますが、あごを前につきだした状態で胸を張ることは不可能です。姿勢は重要ですね。
★歩行の仕方
クリップオンではこの歩行の仕方についても重要視しています。
足のユビを使ってしっかりと蹴り出すことで足のウィンドラス機構が働き足のアーチを強調します。これは足の運びを改善し、転びにくくする効果もあります。
また足底のメカノレセプターを刺激して脳に足裏の重心情報も伝達します。
ただ歩いている場合と比べ、使う筋肉も変わってきますから姿勢への影響も当然変わってくるのです。私たちは即効果の出る方法を行いながら、長期は要するもののしっかりと姿勢を変えていく方法のハイブリッド型での対応が出来るのです。続く

※脊柱の変形に対するアプローチで歩き方まで言及している文書は無いと思います。つづく

猫背と巻き爪~転倒予防

猫背とは何だろう?
猫背と転倒?
猫背と巻き爪?

猫背については非常に奥が深くて、後ほど詳しく述べることとし、厚生労働省の発表では
「寝たきりの30%は転倒に起因する」とされています。
私たちは爪の改善やフットケアで足の改善を行うことで転倒予防の知識もつけていきたいと思っています。少しづつ一緒に転倒予防のお勉強が出来ればと言うスタンスなのです。

猫背のカタチ・形態は様々ありますが、猫背になると①歩行に対する影響②内臓に対する影響が挙げられます。
特に歩行に関しては、1前屈みになることによって体の重心線は前方に移動して其れによって前のめりに転倒しやすくなります。
2体幹が前方に屈曲することによって股関節の可動域は狭くなります。(股関節の屈曲ーももが上がりにくくなる)事で足を引きずりやすくなり更に転倒を助長してしまいます。(2重のリスクを負う)

内臓に関しては逆流性食道炎、肺の機能低下が挙げられます。
猫背の方の中には相当数この逆流性食道炎の方が居ることが言われており、これは胃や腸を圧迫するからと言われており、胃酸が食堂に逆流してびらんや炎症を引き起こしその最も多い自覚症状は「胸焼け」なのです。
更に猫背自体が寿命に関わるというデータもあり、その理由として猫背が肺を圧迫して肺活量が少なくなるからだと言われています。

対策
①猫背に対してのアプローチ
A背筋群を鍛えるー背筋群を鍛えて背中を後方に支えるちからをつける。
B体幹を鍛えるー腹横筋、最長筋、横隔膜、骨盤底筋(息を吐ききって腹に力を入れて息んだ状態で止める)これにより、コアを強くする(ペットボトルで例えると、いろはすなどの薄いシェルのボトルは空だと簡単につぶせるが、標準シェルのペットボトルは簡単に縦にはつぶせない)というのと同じで、空だのコアを鍛えることで姿勢を保てる。
C腸腰筋(腸骨筋・大腰筋)を鍛え大腿部が上がるようにする。また爪先挙げもしっかり行う。

また、前方にバランスを崩しやすいために足をしっかり踏ん張ることが大変重要になってきます。巻き爪のお方は普段から足のユビが使えていませんから使うことの重要性を伝えなければなりません。
また、巻き爪ですと使うことによって「痛い!」のでしっかりと爪のケアを行う必要も出てきます。このほか、肥厚爪や厚めの病気の方も同じ事が言えるのです。

まとめ
猫背には様々な形態や、原因もあり一言で「猫背」と言われているものの「円背」とも言われますし、医学的には「後弯」とも言われ、頸椎型や胸椎型、腰椎型などがあって他にも外傷性(圧迫骨折が代表的)だったりと一言で猫背で済まないように思います。
次回も猫背について触れ知識を高めていければと考えています。つづく

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進化したマラソンシューズ

最近のマラソンシューズのトレンドを皆さんはご存じでしょうか?
陸上競技をやっていた方はご存じであるとは思いますが、靴底は薄く一般的に堅めのソール構成です。

しかし、最近のマラソンシューズは底が厚く反発力を得ようとする物に変わってきています。
私が其れを感じたのは3年前のさいたま国際マラソンでの出来事。トップを走る3外国人選手の走り方、体型、靴です。
彼女らの体型はまるで短距離選手。
お尻は「プリッ」とし、上半身は細身、走り方は若干跳ね気味、靴は厚底。

そして、なんせ「速い」

この瞬間私はこれからのマラソンは「変わる」事を感じました。

走りを変えるためには筋力も変えることになり、選手達は下半身の筋力強化を行い鍛える必要がありますが、瞬発系の筋力ではなく永く強い筋力を発揮できる筋トレを必要とされるでしょう。

インソールは柔らかめなソールに対し堅めのインソールのセッティングが必要となり、走り方も母趾で蹴り出すようなフォームの取得が必要になります。
母趾で蹴り出す走り方には課題があって、下腿の疲労が溜まりやすく全身の疲労も早い。
これを出来る限り抑えるためには、「上半身の筋トレは行わない」これは血流や酸素を上半身に奪われないためです。
それから、外反母趾や爪の状態の改善、若しくはベストセッティング。正しいユビや爪でなければ痛みを伴ったり、ただの「ロス」になります。
そして、「靴選び」これが大変重要な要素になります。

今後も進化し続けるシューズ、走り方、筋力トレーニングに注目しています。